スピンオフ映像作品
(解答番号118

第1問

クローン大戦中,ターキン提督からパルパティーン最高議長に送られたとされる,次の文章A〜Cを読み,下の問い(問1〜9)に答えよ。(配点 50)

A

差し迫った状況であるので単刀直入にならざるをえません。今後ジェダイ・オーダーが共和国軍の指揮を取るという役を続けることを許されるのであれば,彼らはこの戦争に敗北するのではないかと私は恐れています。ここ数週間は大敗北に次ぐ大敗北でした,私は自分を愛国者と任じておりますが黙ってこの状況を見過ごすわけにはまいりません。以前にも閣下にジェダイに関するこのたぐいの懸念をお伝えしたことがありました,その際閣下は寛大にも私の話を熱心に聞いてくださいました。閣下の時間が貴重なことは存じています,ですからこれは以前の懸念の単なる繰り返しではありません。

問1

下線部①に関連して,ジェダイに関して述べた文として正しいものを,次ののうちから一つ選べ。1

  • ヨーダは,2人の掟を採用した。
  • メイス・ウィンドゥは,ナブーの戦いの勝利に貢献した。
  • クワイ=ガン・ジンは,死後も意識を保つすべを習得した。
  • オビ=ワン・ケノービは,ヤヴィン・コードの草案を作成した。

解説:①の2人の掟は、同時期に存在するシスはマスターと弟子の2人のみと定めたシスの教え。②メイス・ウィンドゥはナブーの戦いに参加していない。③クワイ=ガン・ジンは死後も意識を保つすべを習得し、ヨーダやオビ=ワンに教えた。④ヤヴィン・コードはクローン大戦の千年以上前に制定されているので当然オビ=ワンは関わっていない。

問2

下線部②に関連して,クローン大戦に関して述べた文として最も適当なものを,次ののうちから一つ選べ。2

  • サーリッシュの戦いは,共和国軍の圧勝で終わった。
  • 独立星系連合は,イオン・パルス砲で優位にたった。
  • アンバラは,戦争の途中で共和国に加わった。
  • 独立星系連合は,行動抑制チップでクローン軍を無効化した。

解説:①クローン・コマンドー・グレガーも参加したサーリッシュの戦いは共和国の敗北に終わった。②クローン大戦初期、独立星系連合は<マレヴォランス>のイオン・パルス砲で一時期優位にたった。③アンバラは当初共和国に属していたがミー・ディーチー議員の暗殺後独立星系連合に加わった。④行動抑制チップはオーダー66でクローンがジェダイを処刑させるために使われていた。

問3

下線部③に関連して,敗北について述べた次の文a〜cが,年代の古いものから順に正しく配列されているものを,下ののうちから一つ選べ。3

  1. ロザルの反乱者たちは,ハイジャックした電波塔を破壊された。
  2. 反乱同盟軍は,ホスの戦いで帝国軍に敗北した。
  3. 帝国軍は,スカリフの戦いでシタデル・タワーを失った。
  • a→b→c
  • a→c→b
  • b→a→c
  • b→c→a
  • c→a→b
  • c→b→a

解説:a.は反乱者たち、b.はエピソード5、c.はエピソード4直前のローグ・ワンでの出来事

B

共和国情報部はカリダ事件に関してその調査を結論づけ,その結果に私は衝撃を受けました。ジェダイ評議会の行動が,十数隻の艦船とその熟練した乗組員が分離主義者の破壊工作により危険にさらされたことの直接の原因となっているのです。ジェダイは彼らのクルーザー<リナウン>の捕獲を防ぐことに失敗し,さらにこの計画に関する敵の暗号通信を受信したことを受け,暗号化モジュールを回収するという彼ら独自の任務を(共和国情報部とは独立して,さらに承認も得ることもなく)開始したのです。ジェダイ評議会はこのもっとも重大な任務の指揮官に経験のない戦術家を任命し,中古のドロイドのチームに任務遂行を任せたのです。このチームが速やかな任務達成に失敗したことにより,危うく共和国ヴァロア戦略会議における全ての人命の喪失という結果がもたらされるところでした。

問4

下線部④に関連して,カリダに関して述べた文として正しいものを,次ののうちから一つ選べ。4

  • ハン・ソロは,カリダのアカデミーで学んだ。
  • ブレンドル・ハックスは,カリダで校長を務めた。
  • レイ・スローンは,カリダで緊急サミットを開いた。
  • カリダは,コートシスの主産地として知られている。

解説:①映画「ハン・ソロ」で帝国軍に入隊したハンはまずカリダに送られている。②ハックス将軍の父親のブレンドル・ハックスはアケニスで校長を務めていた。(未邦訳小説『Servants of the Empire: The Secret Academy 』)③エンドアの戦いの後の混乱期、レイ・スローンは帝国残存勢力の指導者たちを集め、アキヴァでサミットを開いた。(小説『アフターマス』)④コートシスはライトセーバーも弾く非常に珍しい物質であり(未邦訳小説『Thrawn: Alliances』)、カリダで採れるとは考えづらい。

問5

下線部⑤について述べた文として誤っているものを,次ののうちから一つ選べ。5

  • <リナウン>は,ヴェネター級スター・デストロイヤーである。
  • <リナウン>は,大量のコアキシウムを運び込まれ爆弾にされていた。
  • 捕獲後はスーパー戦術ドロイドが,<リナウン>の指揮をとっていた。
  • <リナウン>爆発時,R2-D2が共に破壊された。

解説:①共和国のデストロイヤーは基本的にヴェネター級である。強襲揚陸艦のアクラメイター級との違いに注意したい。②<リナウン>に積み込まれていたのはライドニウム。④<リナウン>の爆発時、取り残されたR2-D2は破壊されている。その後アナキンが回収させ、修復した。

コアキシウムが初登場するのは映画「ハン・ソロ」である。当然それ以前に作られたクローン・ウォーズには登場しない。また④のひっかけに注意したい。

問6

下線部⑥のチームについて述べた文として最も適当なものを,次ののうちから一つ選べ。6

  • 彼らの改造を行ったのはオーソン・クレニックである。
  • チームのドロイドは全てアストロメク・ドロイドであった。
  • 任務の後半R2-D2が,伍長に任命された。
  • このチームはミーバー・ガスコン大佐によって率いられていた。

解説:①D分隊の改造は人工知能の専門家グーバッカ博士である。彼もまたデス・スター開発に関わった技術者の一人であった。②メンバーのWAC-47はピット・ドロイドだった。③WAC-47が伍長に任命された。

C

たしかに,大惨事は避けられました。しかし間一髪というのは戦争の行方をかけるのに十分な余地と言えるでしょうか?先日の,前線から遠く離れたセクターで迷子のジェダイの子どもたちを救助する途中で旗艦全体が破壊された,<ネゴシエイター>の喪失を経て我々には必然的な結論しか残されていません。

これは戦争を続ける方法とは言えません。グリーヴァス将軍は残酷ではありますが,少なくとも敵は戦術をまとめるにあたり機械の正確さに価値を見出しております。ジェダイにはそのような規律はありません。彼らは魔法と直感に頼りすぎています。そのようなことは戦士にあるまじき姿勢です。ジェダイはしばしばこう言われています,彼らがその役を望んだわけではない、と。今こそ彼らをその任から解き放つときではないでしょうか。

私は閣下のご都合がよろしい時に,直接お見せしたい代替案を多数用意しております。お会いできるそのときまで,私は常に閣下の忠実な戦士です。

(ウィルハフ・ターキン『Reformation of Jedi military command』による)

問7

下線部⑦に関連して,フォースを備えた子どもたちついて述べた文として最も適当なものを,次ののうちから一つ選べ。7

  • 旧共和国時代,彼らは成人した後ジェダイになる訓練を始めた。
  • ジョカスタ・ヌーの主な仕事は,若いジェダイの訓練だった。
  • 帝国時代,尋問官は彼らを探し出す任務についた。
  • マキシ=クロリアン・カウントを調べることでフォースの適性を調べることができた。

解説:①ジェダイは幼少期から訓練を開始した。②ジョカスタ・ヌーはライブラリの管理が主な仕事だった。④マキシ=クロリアンではなくミディ=クロリアン・カウントで、ある程度フォースの適性を調べることができた。

マキシ=クロリアンはダース・テネブラスが作り出した、ミディ=クロリアンの変種(レジェンズ設定)。

問8

下線部⑧に敗北した人物としてふさわしくない人物を,次ののうちから一人選べ。8

  • ナダール・ヴェブ
  • イース・コス
  • アナキン・スカイウォーカー
  • マザー・タルジン

解説:アナキン・スカイウォーカーとグリーヴァスが初めて対面したのはエピソード3冒頭である。その直後グリーヴァスはオビ=ワン・ケノービに破れているので、アナキンはグリーヴァスに負けたことがないことが分かる。

問9

下線部⑨に関連して,帝国時代もパルパティーンに忠実に使え続けた人物について述べた文として正しいものを,次ののうちから一つ選べ。9

  • マス・アミダは,帝国時代大提督として未知領域の平定に尽力した。
  • ウルフ・ユラーレンは,裏切り者を逃さないという評判を得ていた。
  • モン・モスマは,帝国議員として反乱軍のスパイの摘発に力を入れた。
  • オーン・フリー・ターは大宰相として皇帝に取り入れられた。

解説:①マス・アミダは大宰相として皇帝に仕えた。③モン・モスマは帝国議員でもあったが反乱同盟軍の創設メンバーの一人である。④オーン・フリー・ターは一帝国議員であり続けた。

第2問

銀河に無数に存在する惑星は,それぞれ独特な歴史を歩んできた。それらのうち銀河史においてとりわけ重要な役割を果たした惑星について述べた次の文章A〜Cを読み,下の問い(問1〜9)に答えよ。(配点 50)

A

ロザルはアウター・リム・テリトリーのロザル宙域、ロザル星系に属し、惑星ガレルからハイパースペース航行で数分の距離にあった。この星は草原やスパイン・ツリーの森、農耕地、山、海など豊かな自然に恵まれていた。行政上の中心地であるキャピタル・シティのほかに、ロザルにはジャラースやジョザル、コザル、タングルタウン、ダイナーといった街や入植地があった。また、ロザルには貴重なカイバー・クリスタルをはじめとする鉱物資源が存在した。

銀河帝国がやってくる以前、ロザルの大部分はスパイン・ツリーの森林や青々とした農地に覆われていた。しかし帝国が設置した工場や鉱山が惑星本来の自然環境を汚染し、傷つけてしまった。帝国の工業はロザルの多様な気候にすら影響を及ぼし、山脈の上空に浮かぶ巨大な積乱雲や美しい風の音といった大自然の驚異は失われてしまった。果樹園は鉱山へと生まれ変わり、帝国に理解を示す人々ですら、風に漂うジョーガン花の香りが嗅げなくなったことを悲しんだ。

問1

下線部①に関連して,アウター・リムの惑星に関して述べた文として正しいものを,次ののうちから一つ選べ。10

  • タトゥイーンは,クローン大戦の最初の戦いの地として知られる。
  • マイギートーは,中立性を主張することでクローン大戦に巻き込まれることを回避した。
  • コンコード・ドーンは,帝国時代プロテクターと呼ばれるマンダロリアンに統治されていた。
  • カントニカは,有名なギャンブラーであるランド・カルリジアンの故郷である。

解説:①クローン大戦はジオノーシスで始まった。②マイギートーはエピソード3劇中で戦場になっているのが確認できる。④ランド・カルリジアンはソッコーロ出身。

問2

下線部②について述べた文として誤っているものを,次ののうちから一つ選べ。11

  • クローン大戦中,独立星系連合は巨大なカイバー・クリスタルを手に入れようとした。
  • カイバー・クリスタルをダークサイドで「出血」させると純白の光刃を出すようになる。
  • ジェダイはギャザリングを通して自分のカイバー・クリスタルを見つけ出した。
  • ライトセーバーが爆発するような状況でもカイバー・クリスタルは爆発に耐えることができた。

解説:②真紅になる。「出血」したクリスタルを「癒やす」と純白の光刃を出すようになる。

問3

下線部③に関連して,ロザルにおける帝国の工業について述べた文として最も適切なものを,次ののうちから一つ選べ。12

  • ロザルではスローン大提督のもとスターダスト計画が進められた。
  • ロザルでは最新鋭のTIEサイレンサーが量産された。
  • ロザルの天然資源を収集するためオア・クローラーが使用された。
  • ロザルの開発はノーグリのルクの妨害によりしばしば中断した。

解説:①TIEディフェンダー製造が進められた。②TIEサイレンサーはカイロ・レンが使用したTIE。当然この時代には製造されていない。④ルクはスローンの暗殺者なので妨害しない。

デス・スター(スターダスト)計画を推進する主流派と異なり、スローンは小型高性能のTIEディフェンダーを推進した。

B

コルサントは、銀河帝国時代にはインペリアル・センターという呼び名で知られた、銀河共和国及び帝国政府の首都惑星である。銀河系社会の中心地だったコルサントは、惑星全体がギャラクティック・シティと呼ばれる都市によって覆われ、そのスカイレーンではエアスピーダーやスターシップの往来が絶えなかった。スカイタワーは大気圏の高層に達しており、都市部の最も密集した地域は、数千レベルにも及ぶ建築物によって占められていた。コルサントの最上階層はレベル5127で、最底辺のレベル1は居住には適さないとされていた。コルサントの下層地域はアンダーワールドと呼ばれ、巨大なポータルを使ってしか行き来できなかった。

銀河系政府の首都だったコルサントは、国際的な惑星で、銀河系文化の中心地でもあった。共和国の法律や政策はコルサントの銀河元老院で決定され、最高議長の居住施設もこの惑星に置かれていた。シーヴ・パルパティーン最高議長が銀河帝国の成立を宣言したのも、コルサントの銀河元老院だった。共和国再建のための同盟がエンドアの戦いに勝利した際、パルパティーンの死を喜ぶ民衆がストームトルーパー部隊を圧倒し、皇帝の像を引き倒した。

問4

下線部④に関連して,首都惑星に関して述べた文として最も適切なものを,次ののうちから一つ選べ。13

  • マンダロアは,独立星系連合の首都として機能していた。
  • ライロスには,分離主義元老院の議事堂が置かれていた。
  • セレノーはシャドウ・コレクティブの本拠地として使われていた。
  • ハット・クランはナル・ハッタに本拠地を置いていた。

解説:①マンダロア(のサティーン公爵)は中立星系評議会の代表であった。②独立星系連合の首都はラクサスで分離主義元老院もそこに置かれていた。④セレノーはドゥークーの居城がある。

問5

下線部⑤について述べた文として誤っているものを,次ののうちから一つ選べ。14

  • クローン大戦中,濡れ衣を着せられたアソーカ・タノはアンダーワールドに逃げ込んだ。
  • コルサントで脱走したジロ・ビーストは最終的にアンダーワールドに住み着いた。
  • アンダーワールドには昼間でも陽の光が届かなかった。
  • アンダーワールドは地上で用いられるようなポリス・ドロイドではなく主に生身の警官が配置されていた。

解説:②ジロ・ビーストは共和国軍の攻撃で殺処分された。

問6

下線部⑥に関連して,次の年表に示したa〜dの時期のうち,元老院が解散させられた時期として最も適切なものを,下ののうちから一つ選べ。15

a

22BBY クローン大戦開戦

b

19BBY 銀河帝国建国

c

4BBY ウィルハフ・ターキンの惑星ロザル訪問

d
  • a
  • b
  • c
  • d

解説:帝国建国後も元老院は存在し続けた。解散させられたのはデス・スターで帝国の恐怖による支配が確立したあとである。

C

ミンバンは銀河系のエクスパンション・リージョン、サーカパス宙域に属す湿地の惑星である。ミンバニーズと呼ばれる知覚種族が暮らしていた。ミンバンはあまりにも未開であるため長年にわたって近隣の惑星から無視されていたが、やがてミンバンの地中に眠るハイパーバライド鉱石を求める企業が外部から押し寄せ、地元住民との争いが始まった。クローン戦争中、ミンバニーズ解放軍は共和国グランド・アーミー第224師団“マッドジャンパーズ”に属すクローン・トルーパーの助けを借り、分離主義勢力の侵略軍に抵抗した。しかしクローン戦争終結後に誕生した銀河帝国は企業による採掘活動を奨励し、ミンバニーズの抵抗軍を鎮圧するため第224師団を送り込んだ。

問7

下線部⑦に関連して,水の惑星に関して述べた文として最も適切なものを,次ののうちから一つ選べ。16

  • ローディアは,ヨーダが隠遁した地として知られる。
  • モン・カラは,クオレンの故郷である。
  • カミーノは,クローン大戦前から銀河中で有名だった。
  • ダゴバは,パティタイトと呼ばれる非常に小柄な種族の故郷である。

解説:①ダゴバである。②モン・カラはクオレンとモン・カラマリが共生していた。③カミーノはクローン大戦前、ほとんど知られていなかった。④パティタイトはパティタイト・パトゥーナ出身。

問8

下線部⑧に関連して,ナブー封鎖のころ通商連合で支配的な力を持っていた種族の名と,彼らを表すことわざaまたはbの組み合わせとして正しいものを,下ののうちから一つ選べ。17

  1. "(種族名)にナイフを与え、朝、森に送りこめば、夜が来る頃には、食事をするテーブルばかりか、それを入れる家までつくってくれる"
  2. "(種族名)が嘘をついたことがどうしてわかる?""口を開いたから"
  • ウーキー―a
  • ウーキー―b
  • ニモーディアン―a
  • ニモーディアン―b

問9

下線部⑨に関連して,共和国軍の部隊について述べた文として誤っているものを,次ののうちから一つ選べ。18

  • マンダロア封鎖の際、501大隊の一部はアソーカ・タノに従った。
  • 501大隊は後に,ヴェイダーズ・フィストとして恐れられた。
  • クローン・フォース99は遺伝操作されたクローンで構成されていた。
  • キャプテン・レックスは212大隊を率いた。

解説:④キャプテン・レックスは当然501大隊である。212大隊はコマンダー・コーディーが率いた。


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